ご案内
学科概要
制御情報工学科では、学生の能動的な学びを支援するために、PBL型の学習を多く取り入れております。PBLとは、Project Based Learningの略称で、学生自らが課題を設定し、その課題を技術的に解決するためのシステムを設計し、実装、評価を行います。自分たちの身の回りの仕組みをより便利にしたり、地域の困ったことを解決したり、世の中の安心・安全をサポートする仕組みなど、多くのテーマに取り組んでいます。
この取り組みでは、学内での発表会や競技大会で技術力を競い合うことはもちろん、学外コンテストへ出展し対外的に評価されるかを確認していきます。このような取り組みでは、個人の力ばかりではなくチームとしての力も必要になってきますので、技術力はもちろん、人間力についても、高いレベルを目指して努力して貰いたいと考えています。
このような新しい学習形態を加速させるため、3号館1階の機械制御実験室を始めとして、3階の回路通信実験室、4階のCAD/CAM実験室を改修しました。グループワークに適した机配置、ノートパソコンや無線LANなどICT機器の整備を行っています。授業時間中はもちろん、放課後も賑やかに学生が利用している光景をよく見かけるようになりました。
高等専門学校の学生は、比較的内向的で自分に自信がない人が多いように見受けます。しかしながら、企業をはじめ、大学や地域からすると優秀な人材の宝庫です。自信を持って卒業し、社会に貢献できるように、是非このようなチャンスを活かしてください。
教育目標
制御情報工学科の教育目標
制御情報工学科は、制御情報工学(情報応用システム・組み込みシステムに関する工学)における実践的技術者としての専門知識と技術を身に付ける。
制御情報工学科の到達目標
(A)人間性豊かな教養人となること
(A1)豊かな教養
一般教養に関わる科目の習得を通じて豊かな教養を身につけ、地球的視点から物事を多面的に理解することができる。
(A2)健全で頑強な心身
課外活動における自主的・継続的な取り組みを通じて、責任感と柔軟性を養うとともに、自分の身体および精神の健康管理に務めることができる。
(B)創造性豊かな技術者となること
(B1)技術者としての倫理観
技術が社会および自然に及ぼす影響・効果に関する理解力や責任など,技術者として社会に対する責任を自覚する能力をもつ。
(B2)技術者として必要な基礎知識
制御情報工学(情報応用システム・組込みシステムに関する工学)分野において基盤となる数学、物理、化学、電気・電子、情報、通信、計測・制御等に関する基礎学力とそれらを関連分野においてに活用できる能力を持つ。
(B3)技術者としての専門知識
電気電子と情報の技術を融合したシステムに関する分野の基礎を理解し、以下のモデルに示す専門科目の修得を通じて、自主的に実験、解析、考察ができる実践的能力を持つ。
○情報システム技術者モデル
情報工学分野を支えるプログラミング、ネットワークに関する基礎知識及び技術の修得とその活用能力を獲得する。
○組込みシステム技術者モデル
電気・電子工学分野を支える組込み、計測・制御に関する基礎知識及び技術の修得とその活用能力を獲得する。
(B4)技術者としての創造力
基礎的な知識・技術を統合し,創造性を発揮して課題を探求し,組み立て,解決する能力を持つ。
(B5)社会に貢献できるデザイン力
地域との交流や連携に努め、科学・技術・情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力を持つ。
(C)国際性豊かな社会人となること
(C1)記述力とプレゼンテーション及びディベート能力
正しい情報や自分の意見を他者へ伝えるために、論理的な記述力、プレゼンテーション能力及びディベート能力を持つ。
(C2)チームワーク力
協働の際に、自分のすべき行動を判断し実行するとともに、互いの価値観を尊重し、チームとしての目標達成に寄与できる。
(C3)国際コミュニケーション能力
英語をはじめとする様々な方法を用いて、情報や意見をやり取りできる国際コミュニケーション能力を持つ。
(C4)異文化理解
日本文化について正しい知識を身につけるとともに、積極的に国際交流に努め、多様な価値観や国際文化を理解する。
科目紹介
スタッフ紹介
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鳥羽商船高等専門学校 制御情報工学科